DVやモラハラ、毒親等を始めとした家族の問題、アダルトチルドレン、働く上でのストレス等を中心に、現役のシステムエンジニアがカウンセリングを提供しています

Regrow Skill

カウンセリング 雑記

ついマウントを取りに行かずにはいられない、あの芸人の危うさ

投稿日:

(※この記事は個人の感想です★)
(※特定の思想・企業・個人とは一切関係ありません)

いやあぶっちゃけ凄く心配なんですよ。
会った事もない、話した事もない、ついでに言えば名前自体この騒動で知ったテレビの人(らしい)というこの男性に
心理的危うさを感じてしまっています。

ついでにいうと、出資者だという声優の女性の事も知りませんでした。
どちらのファンの方にもなんだかすみません(苦笑)
めざましテレビ以外のテレビ番組も、もうちょい観とこうかなと思いました。


で、件の絵本の人について…
売り方は良いと思う。一般には無料開放して、収益は広告や紙媒体で賄う。
コンテンツも高品質だと思うし受け入れてくれる消費者が多いのも事実。
正直に、お見事だなあと思えます。

システムとしては決して目新しいマーケティングでは無いんだけども
ターゲットの設定が上手いなあと。
こういうので、作品を広めるというのは上手いと思うし羨ましくも思えます。

僕としてはやり方自体、それなりに肯定的なんですよ。
というか、あまり否定する要素は無いというか。

クリエイターとして、とか個人的に色々思うことも無いではないし、反感を覚えることも多々あるにはあるんだけど
その辺周りの言及は他で色々あるので、この辺りに色々書かれているのでどうぞ。

キングコング西野氏が絵本「えんとつ町のプペル」を無料公開し、賛否両論が渦巻いている。「コンテンツの無料化は作家を殺す」との批判もあるが、実際はどうなのか。漫画を例に考える。

僕としては2000年前後くらいの「耳コピMIDI界隈とポッと出のBMS界隈の関係」に近い感覚を受けた
(僕は当時耳コピのMIDIを多数HPに上げてたw)のだけど、まあどれだけの人に伝わるかはわかんないや。
つい思い出してしまっただけなんだよ…関係ないね…すまぬ…すまぬ…

閑話休題

でまあ、色々と騒動を追っていくうちに「ん??」と思う事がしばしばあり…
反発意見をした人を自身のブログで晒し上げたり…
自身の出る番組の生放送に、意見対立者を呼び立てるあたりで「あ、これ危ないやつや」と感じるに至りました。

まあだからこそ、フラットな目線で見ることが出来た気はしますので
そんな目線で見た際に感じた、件の芸人さんの危うさについて
DVやらモラハラやらを扱う兼業カウンセラーが書いてみようかなと思ったわけです。

「あっ、お仲間やー」って思った

危うさというか、過去の自分とのリンクを勝手に感じてしまっています。
あっこれ仲間だーって思った。
ぶっちゃけていうと、モラハラ加害者と同じマインドだなあって。

なんでそんなことが分かるかって?
僕自身が元モラハラ加害者だからなんですよね。
自分には一度そんな経験を経て、底打ち体験をした後、モラハラ加害者であるという自分を克服したという経歴があります。
まあその辺の詳細なんかはいつか機会があればということで…

で、件の絵本の人のどういう所にソレを感じたかというと…

マウンティング思考

「自分の正しさを認めさせなければという行動選択」かなあと
往々にして、何か反発意見を向けられた時に1番それが現れやすいんですよね。

自分がこれと信じる方向性ややり方に対して、反発や水をさすような意見があった場合って
まあ、ほっとくのが1番ではあるのですが、これがほっとけないのがモラハラメソッドとでも言いますか…w
まあ許せないしほっとけないんですよねぇ。

で、反発を受けた際には自己正当化するために違う意見の相手を理屈で攻撃したり
「周り」に賛同者を増やしてその数や力でもって威嚇したりっていう行動になるわけです。

僕もそんな時期がありました。いやーしんどかった。ほんと辛かった。
自己正当化するんだけどね、それなりに相手を論破()したりもするんだけどね、後は虚しさしかないんですよ。
こんなしんどいこと、後から思えば中々ないんだぞ。
違う意見も受け入れて、違いを楽しむくらいになれるまでにどんだけかかったか…。

まあそれはおいといて…

「不安」と「自己肯定感の欠如」がトリガー

正直、反発意見なんてほっときゃ良いんだよね。
それが1番当事者皆にとっては精神衛生上よろしいだろうし。

しかし、なんでほっとけないか…?
これね「不安」なんだよね。

自分の信じる価値観がそれであってるのか、それで良いのか
それが自己評価しきれないので不安なんだよね。

で、不安を感じるが自己承認・自己肯定出来ない当事者は何を求めるかと言うと
「他人からの承認」なんだよね。
自分で自分を認めて・受容することが出来ないから、他人に認められたいという欲がMAXを超える。

勿論これは、顕在意識で「他の人から褒められたいよおおおおおお!!」って言語化まではされない。
様々な経験やインプットにより、潜在意識・無意識下でぼんやりと形作られる。
無意識下で作られた思考や欲求・方向性は、実際の行動に1番影響を与えるんだよね。

そしてそれは裏を返すと、自分の価値観を受け入れられない他人が許せない という無意識下の欲求や自動思考にも繋がっちゃうんだよね。

で、強すぎる他者承認欲求自体も無意識下で作られるので
「お前褒められたいだけ・目立ちたいだけなんやろー」って言われても
顕在意識ではそんなつもりは毛頭ないので、否定するしかできないんだよね。ここが怖いとこ。

パワーコントロールがモラハラとかDVとかの本質

自分の価値観を受容して欲しい・肯定して欲しいので、それを手段を選ばずに行動してしまう
というのが、まあDVだとかモラハラだとかの実際のところだったりするわけです。

で、その手段としては
物理的な力で従わせる、物理的な力をちらつかせる
経済的な力、法の力、賛同者の力、理屈の力、社会的地位の力
様々な力を用いて、相手をコントロールしようとするってのが主になるんですよ。
これを「パワーコントロール」と言います。

「マーケティングの為・ビジネスの為」という言い訳が使える状況ってのも、マウンティングやパワーコントロールにつながりやすくなるワケ。
これ結構最強。何故って「自分自身」に目を向けずに済むから。
このあたりがまた拗れていく原因にもなるんだけど。あーしんどっ。

無意識下に潜むしんどさ

ちなみに、無意識下に作られた欲求には整然とした理屈はあまり存在しないんだよねー。
理屈を無視しても、それを求めるために表層の意識や身体に行動を選択させる。
そこに思考やハッキリとした言語化の余地はあまり無いんだよね。行動は無意識に支配されてるというやつに近い。
論破()したつもりでも、実際は穴だらけの理屈だったりするw

この辺りは、生育段階での環境とかで長い時間をかけて作られる事が多いんだよね。
例えば、親から虐待を受けたとか、否定ばかりされたとか、家庭外でも、いじめに遭ったとか色々と原因はある。

勿論、家庭や学校やいじめ以外でも
社会のあり方だったり、常識と呼ばれる価値観だったり、そういう抑圧を強く感じてしまう感受性がある場合でも
自己肯定が育たないケースはあるとも言えるかな。

この辺りのしんどさって「自分自身に目を向ける」という事が出来れば自己受容も出来て
解消される事は多いんだけれども、なかなか1人では難しいんだよね。

受容してくれる人や支援者がいれば良いんだろけども。

他人事に思えなくて心配なんだよね

まあここまで書いておいてなんだけど、件の彼がそういう無意識を育てているとか
モラハラ予備軍とか断定するつもりはサラサラ無いんだけども(そもそもモラハラ加害者的な思考だって、いつだって手放せるもんだし。)
過去の僕の思考が、彼に凄く共感しちゃうんだよね。

 

「んああ?どこぞの声優が反発意見だとー?名前出して晒し上げたれー。(自陣の)生放送で論破したれー。潰したれー」
って言う過去の自分が居る一方で
「いやいやいやいや、それやっちゃアカンだろ…それは自分をさらに孤立させるで…」
という今の自分も居るという感覚を同時に覚えてしまうという、不思議な感覚があるんだよね。

彼自身が「そういうキャラ」を演じる事に徹しているならまた話は別になるんだけど
このままのメンタルだと、いつか孤立しかねないんだよね。それが心配。
勿論、1回「底打ち体験」をしてそれをバネに上昇するってのもアリっちゃあり。

まあ色々と先が想像出来てしまうのと、どこか過去の自分が共感してしまうので、勝手に心配してるわけなんですよ。はい。

これ以上ヒートアップする前に出来ることの提案として

一旦、批判も反発も受け入れてみる。

別にリプまではしなくていいと思うよ。
勿論、受け入れがたい事もあるだろうけど、そゆのは受け入れしなくていい。スルーしちゃえ。
但し、反論反発はこらえて。ああこういう意見もあるんだなあ、くっそう腹立つなあw で終わらせる。
べつにTwitterに「アンチムカつくわーちっくしょー」くらいなら書いても良いんじゃない?って思う。
気取って変な理屈こねるよりは、そっちのが健康的やで。

1番心配なのは、彼自身、自分のマイナス感情をあまり表で出してない事かなと。
マイナス感情は出さないと蓄積して、更に他人をパワーコントロールせずには居られなくなっちゃうからね…
「腹立つ」でも「不安だ」でも「悲しい」でも良いので、素直なマイナス感情は小出しにでも出しとくのが良いかなと思うです。

近くに話を聞いてくれる人がいて、実際に話してるのなら無駄な心配になるんだけども。

賛同のRTは避ける

賛同意見をRTするのって宣伝にもなるし、何よりそれを見てる自分が気持ちいいよね。
けど、そこに麻痺しちゃうと危ないで。賛同が欲しいのは分かるけど。反対意見に対するヘイトが異常に上がるのでおすすめしないです。

間違っても反発意見をリツイートや引用リツイートをして「ねえねえ!こんなこと言ってる人がいるよ!ありえないよね!?ね!?!?(僕は間違ってないよね!?!?)」と言わんばかりの態度はとらないこと
それはあなたを孤立させてしまう。

最後に

だいじょうぶやで
あなたのプロデュースした作品、素晴らしいと思うよ。
わざわざツッパった言葉で自身を守らなくてもいいんやで。
そんな重そうな鎧でガチガチに身を守る姿勢取っちゃうと動けなくなっちゃうかんね。そろそろしんどかろ?

外に攻撃性を向けないでも、あなたはあなたで良いんやで。
勿論、反感を覚える部分も個人的には多々あるんだけど、作品そのものには罪はない。
そのうちまた、作品読ませてね。

(※この記事は個人の感想です★)
(※特定の思想・企業・個人とは一切関係ありません)

-カウンセリング, 雑記
-, , ,

Copyright© Regrow Skill , 2024 AllRights Reserved.