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お知らせ

「DVは なおる 続」発売されました

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この度「日本家族再生センター」味沢 道明さんとの共著
DVは なおる 続」が刊行・発売となりました。

そんなわけでぼくは、同人誌デビューより先に商業誌デビューと相成りました(えー

それは良いとして、以下、真面目に本の紹介をさせていただきたいと思います。

「DVは なおる 続」ってどんな本?

本の冒頭では味沢さんによる「DVとは何か」という解説や
「現在の行政等による(DV・モラハラに対する)支援体制とその問題」や「有効な支援とは何か」について書かれています。

また、先の記述では「味沢さんとの共著」と書いており、実際のクレジットも味沢さんとぼくの名前となっていることをお伝えしたのですが
実際は、約20名ものDV・モラハラの当事者による体験記が寄せられています。

つまり
DVやモラハラ被害にあった男性・女性
DVやモラハラしてしまった男性・女性
による、DVの体験やそこからの回復の過程…如何にして暴力を乗り越えたかが生々しく綴られています。

また、それによる
・問題により、子供に会えなくなってしまった男性・女性
・DVやモラハラにより離婚しても、共同養育を続けている元夫婦
等の問題や状況にもフォーカスされています。

当事者の語りこそが、この本の主役ともいえるかと思います。

ぼくも、モラハラ加害者だった自分がどの様に回復し、支援者となったかということと
現行の支援にある限界や問題、DV・モラハラ加害者および被害者への真に有効な支援とは何か を綴らせていただきました。

リアルな体験記と当事者の感情

実際の当事者の体験談は本当に生々しく、それを読む者に容赦なく突き刺さり
DVやモラハラによるリアルな問題がダイレクトに伝わってきます。

当事者が渦中で抱いた感情やしんどさ、回復の過程、未来への希望等々…
「作り話じゃないか?」と思うほどの状況の展開、当事者の揺れ動く強い感情…
こう書いてはなんですが、下手なフィクションよりもずっと読み応えがあります。

そこで、以下では本に寄せられた当事者の体験談から一部を引用し、ご紹介していきたいと思います。

DVに苦しむ女性のリアル

夫の私に対するDVが始まったのは結婚後2ヶ月経った頃でした。その頃は身体的な暴力はまだなく
(中略)
逮捕事件直後は、子供は夫を恐れて避けていました。
(中略)
ビジテーションサービス(面会交流支援)を利用して、スタッフの方につき添ってもらい、夫と子供と私で動物園や遊園地に出かけたりもしました。こうした夫との交流を重ねるうちに、暗かった子どもの表情にも明るさが戻ってきました。

「体験談② 夫が逮捕されたあの日から S子 女性」より

DVを受け夫が逮捕、その後支援を受けながら、少しずつでも家族再生への道を歩む女性の体験や

「このままこの人といると、心が殺される、死んでしまう」と追い詰められ、娘が6ヶ月を迎えたその日、役所の相談窓口を経てそのまま家を出た。
(中略)
「自分のことが大事だったら、他人に理不尽に怒られることもないし、それを受ける必要もない」とようやく「自分を大事にする」一歩をつかんだ気がした。

「体験談⑧ 家を出て4年目、夫婦の再構築の中で 静野 舞 女性」より

DVから逃げて、自分を取り戻していくという女性の回復の過程も綴られています。

DVに苦しむ男性のリアル

妻が目覚める前に必要最小限の荷物を持って始発電車に乗り込みました。(中略)とにかく妻の暴力や支配から逃げ出したい一心でした。

「体験談⑨ シェルターで思い出した「自由」という感覚 新田雄介 男性」より

このように、女性からDVを受けた男性の体験も語られています。

問題による親子断絶、その後の共同養育

妻が子どもを連れて家を出た。頭の中が整理できなかった。状況が理解できなかった。当たり前だった親子の関係は絶たれた。(中略)別居親グループに参加し始めた。そこには自分と同じように子どもに会えず苦しんでいる親たちがいた。

「体験談⑤ 最後に笑っていられるように T M 男性」より

また、昨今話題の「親子の断絶」についての体験や感情も語られており

調停の場で共同養育を希望したけれど、「今の法律では対応できない」ということでしたので、元夫・子どもたちと相談して親権は母親である私、戸籍・住民票は父親である元夫にし、一般的な片親親権とは別の価値観で同じ子をもつ親としてお互いに関わり、その責任も共有できるようにしました。

「体験談⑭ 私たちが選んだ共同養育物語 いろは 女性」より

現在の法律では対応不可能な「共同養育」を上手く実現し、家族再生への道を歩むという女性の体験も描かれています。

これらの体験から見えてくるもの

この様に、数々の貴重な体験談からは、DV・モラハラ当事者が持つ葛藤やしんどさ
回復の道筋で見えたものについての語りには共通点もあれば違う部分もあり
同じ当事者が読めば、問題を終わらせるための光明に
当事者でない人が読めば、当事者への共感や、自分自身が当事者となってしまったときにどのような道があるか…

そんな事を多く気づかせてくれる本であると思います。

この本をおすすめしたい人

この本を是非読んで欲しい…!という方は
言ってしまえばどんな人にでも読んで欲しいのですが(笑

あえてターゲットを絞ると

・DVやモラハラを受けてしんどい思いをしている方

・加害をしてしまっている自覚をして、なんとかしたいと思っている方

・DV・モラハラをあなたはしている!と言われてしまった方

・DV・モラハラ等による別居で子どもに会えなくなった方、子どもと一緒に逃げて相手に子どもを会わせるのが不安な方

・DVやモラハラの当事者のリアルを知ってみたい。という方

DVやモラハラの当事者にはなりたくない!という方

そんな人には特におすすめです。
なんといっても当事者によるここまでの濃い語りが読める書籍は、今の所この本くらいかと本気で思います。
勿論、そんなしんどい状況に対する適切な支援へのアプローチも多く綴られています。

また、DVやモラハラの問題に巻き込まれたくはないという方にも実はおすすめです。
多くの体験談は、もし自分が当事者予備軍であった場合に、それを良い方向に導くための道標となるかもしれません。

ところで「続」って?

ここまでで気になった方も多いかとは思いますが
「続」とあるように、2016年発行の「DVは なおる」の続編という位置づけです。
ですが前作を読まなくとも、これ1冊で全てが伝わるような作りとなっておりますので、安心してお読みください。

もしご興味を持たれたら、是非、前作も読んでみてくださいね。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

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