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雑記

「キレる私をやめたい」DVの当事者性が生々しく表現されている漫画

更新日:

こんにちは。今朝はついにデレステで「毒茸伝説」のMVを解放して
たいへんヒャッハアアアア!な気分の輝子担当です。


そんでもって、ヒャッハアアア気分をTwitterに投稿しておこうと思いTwitterアプリを開いた所
ちょうどTLで見かけてしまった本がありました。

「キレる私をやめたい~夫をグーで殴る妻をやめるまで~」

ん???と思いKindleストアで即購入
通勤電車でデレステプレイ(流石に曲は無理なので、レッスンとか特訓とか)するのも忘れ
電車の中で一気に読みきってしまいました。

DV加害女性がDVを辞めるために奮闘する漫画

著者は「田房永子」さんという35歳?の女性。
普段はたいへん物腰丁寧なんだけれど、夫さんに対しては
事ある毎にキレてしまい、手も出てしまう事に悩む方。

こんな自分をどうにかしたい…と
色々な手法・支援に繋がりながら、自分を見つめなおし
脱暴力していくという過程を描いた内容です。

絵に感情が乗る…というか、怒りの表現が大変真に迫っていて
筆者の生々しい感情がよく伝わってきました。

自分もDVという問題の当事者であったので
「あー、すんごく判る、キレるのって究極な所、自己防衛反応なんだよね」とか
「キレるとホント後悔するよね。めっちゃわかるわ…」とか
親との問題!そう、やっぱそこに行き着くよね…!」
等々、凄く共感を持って読ませて頂きました。

自分を見つめなおしながら、自分の問題に気づいていく

カウンセラーや箱庭療法等、様々な手法を試しながら
自分を見つめなおして行く過程で
「劣等感を抱いた時」にキレやすくなる、ということに気付かれます。

また、家族連鎖についても発見され
そこから、過去に原家族でつけられた傷を癒していく事で
一気に脱暴力化されていく…という流れなんですが

(色んな支援を試してみたとはいえ)一人でそこに気付かれたと言うことが
本当に凄いことだと思えました。

「状況」と「心」の話

また、この漫画で紹介されていた「ゲシュタルト・セラピー」の講習において
「状況」でなく「心」にフォーカスするというのが基本 という部分は
つい先日受けてきた「メンズカウンセリング講座」でも同じ話があったので、凄くするっとアタマに入ってきました。

土曜日のヌエックでのイベント後、そのまま新幹線に乗り、いざ京都へ…日曜のメンズカウンセリング講座(第三講)に出席してきましたので、そのご報告を…の前に、「メンズカウンセリング」について、自分が学んできたおさらいも含めて簡単にご紹介してみようと思いま...

セラピストとしてでなくても、これを意識しておくと子育てや普段のコミュニケーションも心地よいモノになるよね、きっと。

これは問題提起になる一冊

著者のTwitterで発言で凄く興味を惹かれたものがありました。

これ、すんごい勇気ある問題提起だと思います。
世間では最近でこそ「逆DV」なんて言葉も出始めてますが
(逆、と付くのには個人的に抵抗を感じますけど)

こういう問題って、そもそも男女関係無いんですよね。
また、加害者と被害者も白と黒に分けることも出来ないわけで
加害者の中にも被害者性があり、被害者の中にも加害者性があるのですが。

今の支援、特に行政のものですと
当事者の加害者性と被害者性両方が救われにくいので、問題の本質が見えづらくなっているという現実があったりします。

こういうことを、漫画という媒体でここまで表現できる力に、素直に敬意を表したいです。
素直に、凄いことだと思います。

なんにせよ、この本に出会えたのは幸運でした。
この筆者の他の本も気になってます。

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