男の家事協力…と言うと
家事=女性がするもの…というジェンダーバイアスというか
イメージが先行しちゃってちょっとアレなんですが
今回は「夫婦における、比較的家事で手を動かす機会が少ない方にできる家事協力」について書いてみようかと。
世の男性(女性)よ家事協力してますか?
えっと、僕、ほとんどしてないと思ってました。
のっけからこんな感じでアレですが、僕、本当に家事が苦手なんですよね。
作業効率が悪かったり、作業結果の品質もまあよろしくは無い。
そんな中、妻の方がなんでもかんでも出来ちゃってたりすると
家事をお任せ(悪くいうと丸投げ)しちゃい
洗濯物を畳んでる妻と話をしながら横でゲームしてる体たらくの自分を客観視してみると
「ああ、これ下手なりにもちょっと位手伝った方が良いよなあ…負担かけすぎて家庭崩壊とか嫌だし。うーむ」
なんて思ったりしつつも、下手に手伝って足引っ張ったりするのもなあ…なんて
思考のループに陥ったりすることもしばしば。
そこら辺の事を妻と話してみた結果、意外な事実が判明。
僕、何故か「家事協力出来ている」そうなんです。
え?こんなのが家事協力だったの!?
いやいや、だって僕全然手を動かしてないし
結構後ろめたさ持ってんだけど、これで家事協力出来てるとか?え?ナンデ??
となっていたんだけれども、話を聞いていると
・食洗機とドラム式洗濯乾燥機の導入
・妻が洗濯物を畳んでいる間の(妻自称)つまんない話に対して、ゲームしながらでも適切に相槌を打つ
・飯を残さず食べる・感想を言う・お礼をする
というのが、立派な家事協力なんだそうだ
食洗機と洗濯機は分かる。
確かに皿洗うのと洗濯はめちゃくちゃ楽ちんポンになったと思うよね。
食器を洗う手間と、洗濯物を干す手間が丸々ゼロになったのはデカイ。
実は2人で家事をしていた?
だけど、話に適当に相槌打ったり飯を残さず食べるってのがよくわからない…
雑談と言っても、妻が振ってくる話に…
相槌打ったりああだこうだと、何の役にも立たない分析なり感想言ったりしてるだけ…
わからぬ…
なので、FacebookとTwitterでも話を振ってみたんですよ
面白い話を聞いている。妻氏が洗濯物を畳んでいる間の(妻氏自称)つまんない話に対して、デレステやりながらでも適切に相槌を打つというのは立派な家事協力らしい。
飯を残さず食べる・感想を言うというのも立派な家事協力だそうだ。
そ、そんなんで良いのか。ぼく、家事協力できてたのか。— 中村カズノリ@メンズカウンセラー (@nkmr_kznr) 2017年1月28日
そうしたところ、Facebookの方には既婚女性数名から、共感の声があったんですよ
一部端折ってますが、こんなコメントがありました。
等々、聞いてみるとなるほどという感じですね。
家事負担の大きい既婚女性からのご意見なので、説得力もありました。
特に「実質的な協力はそんなに期待してない」という所と
「1人でやらされてる感がストレス」という点については
雑談しているだけで随分緩和されるようで…なるほどそういう意味では家事協力出来ているのかも。
実質的?な効果もあるらしい
でも、実質的に手を動かした方が手伝った感はあるよなあなんて思わなくもないんですが
そこら辺も聞いてみた所
との事。
まじでーーーーーー!?
手を動かす量は変わらないけど、その負担感が軽減されているというのは面白い話。
家事が苦手な自分にも、出来ることはあったんだねえと
そこでやっと納得・実感できた瞬間でした。
雑談の力ってスゲー
メンズカウンセリングの世界ではロジャースの「クライアント中心療法」ならぬ
「クライアント中心雑談療法」なんて概念があったりするんですけども
まさか、家事の支援にもなるとは面白いもんですねえ。
ある程度の雑談力は必要になってくるとは思いますが
これも立派な家事協力と知り、それまで後ろめたかった事に対してちょっとだけ自信を持てるようになりました。
勿論、実質的な協力を求められる場面もあるので(力仕事やメカ系等)
そんな時は惜しみなく手を動かす事にして
それ意外は、ゲームしながらでも一緒に家事やってる感を雑談により作って行くという形が良いのかも。
一緒に家事をする…というのが大事なのかなー
何にせよ、面白い気付きでした。