土曜日のヌエックでのイベント後、そのまま新幹線に乗り、いざ京都へ…
日曜のメンズカウンセリング講座(第三講)に出席してきましたので、そのご報告を…
の前に、「メンズカウンセリング」について、自分が学んできたおさらいも含めて簡単にご紹介してみようと思います。
メンズカウンセリングって?
その名前から、所謂「男性向け」のカウンセリングというイメージがありますが
実際は、男性女性関係なくカウンセリングをしています。
DVやモラハラ、家族間問題に関する実例にしても
男性であるとか女性であるとか…加害者であるとか被害者であるとか関係なく
カウンセリングを始めとした、複合的な援助・支援を提供しています。
一般的なカウンセリングでたまに見られる「知識によるコントロール」を排除することで
価値感にとらわれず、クライアントの世界を共有すること
自己決定を尊重することで成り立っています。
教師や医師にはならないこと
簡単に言うと、問題を抱えている人に対して
「あなたは○○(病名等)だから、こうこうこうすれば良いよ」
という事を判断したり伝えたりする様な事は決してせずに
クライアントのもつ認知や価値感を共有した上で
決してクライアントの「教師」や「医師」にはならずに
一緒に問題を終わらせていく為の伴走者としての役割が援助者には求められます。
時間はかかるのですが、クライアントにとことん寄り添うので
少しずつ、問題を抱えた当事者の認知・捉え方が変わることで
問題に対する状況がたとえ変わらなくとも、問題を問題と感じなくなったり
認知が変わることで、いつの間にか問題が終わっていたりする…
なんて事もあるわけです。
Understandの姿勢
それには、援助者とクライアントの間で
上下関係を作るという事をせず
あくまで援助者は「understand」の位置からの支援を心がけることになります。
understandとは、僕の解釈だと「下から目線」
クライアントが今持つ認知・価値感を尊重・尊敬することから始まります。
クライアントから援助者が学ぶ過程において
当事者が抱える問題をひも解き、それを少しずつ終わらせていく…という認識です。
即効性を求めるのは難しいかも?
良い事ずくめの様に思えるメンズカウンセリングですが
「今困ってるんだ!すぐどうにかしたい!鬱をすぐ治したい!方法を教えて!」
なんて方には実は向かないかもしれません。
勿論、メンズカウンセリングの理念に添って全力で援助・支援させていただくことにはなりますが
即効性のあるアドバイスは、時に無責任なものになってしまう場合もあるため
難しいのではないかと感じています。
クライアントの自己決定を促すのが本質
クライアントの価値感やこれまでの人生に寄り添い
伴走者として援助を通して、クライアントが自己肯定感・自己決定力を高め
進む方向の自己決定を促す…というのがこの援助としての本質かと思っています。
なので、助言することはあっても
それを決めるのはあくまでクライアントというスタンスです。
援助者の持論に沿った援助をクライアントに押し付けるという事はしません。
仮に援助者の思う方向とは外れたとしても
それで援助を切るなんていうこともありません。
クライアントの自己決定を尊重し
見守りながらも、支援・援助が求められればいつでも援助を提供する
というスタンスとなります。
以上、ざっと説明してみましたが
自分の再学習・再確認のためも半分あって
メンズカウンセリングについてまとめてみました。
もしかしたら、自分の認識が間違っている部分もあるかもしれませんが
その時はツッコミ頂けると幸いです>メンカン協会各位