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雑記

価値観のるつぼで広がる世界と消える不安

更新日:

--それっぽいむつかしいことを言って照れ隠しここからーー

個人の価値観というのは、属する家族や育つ過程・通った学校の特賞・たまたま興味を持ち始めた対象等
そんな所から形成されていくものですが、それは度々、近い価値観を持つ人間同士が惹かれ合ってグループを形成することも多く見られます。

そしてそのグループ感はそれほど相互交流があるわけではないので、しばしばお互いに誤解や不安妄想を抱いて、イメージを決めつけてしまう事もあるのですが
それって結構勿体無いよなあなんて思ってしまいます。

僕がよく接する友人グループは

・オタクグループ
・ウェイ系リア充とかスイーツ(笑)
・意識高い系・経営者・政治がらみ
・家族問題の当事者グループ

大まかにはこの4つくらいで、それぞれのグループでメンバーがかぶることは殆ど無く
これらのグループを行き来していると、随分空気や意識が違うことがわかります。

多くの人もだいたいこのくらい数のグループを行き来して、それぞれのグループでそれぞれのペルソナで生きることが多いと思います。

これらのグループを繋げてみたら、ちょっと面白いかなあなんて思うこともあるのですが
グループ間の相互理解を1から作るのは結構大変だよね、なんてことも思うとなかなか難しいところ。

大学生の間で少し話題になっている「ウェイ系」。どんな人がウェイ系に当てはまるのでしょうか。今回はウェイ系とは何か?見ていこうと思います。

そもそも、それぞれのグループ間には(自分の属しているグループ全部がそうではないけど)
お互いに勝手なイメージが刷り込まれているからこその、接することに対する不安なんかは少なからずあるんだよなあなんて実感することが多いです。

そこら辺、なんだろうなあと考えてみた結果
「犯罪の歴史」に少なからず関わるのでは?と思い至りました。
勿論それが全てではありえないのだけど、まあそんな一面は確かにあるよなあと。

犯罪とその背景にある所属グループというイメージ

意識高い系は金銭欲や権利欲にかられての経済犯罪・組織的犯罪等を始めとした知能犯罪をするものだし
ウェイ系リア充・スイーツ(笑)はノリで殺人などの凶悪犯罪や性犯罪等を行うし
オタクは性犯罪やら誘拐やら無差別殺人やらをやらかすし、そもそも何考えてるか判らんし…なんていう
そんなステレオタイプなイメージが、テレビを始めとしたメディアの報道等によって作られている気がします。

個とその属するグループを結びつけて、無駄に不安を煽っている様な気がしています。
事実は全然違ってたりするんだけどね。

例えば、意識高い系や経営者なんてのは、ブラック会社で労働者からの搾取を行って私腹を肥やす悪だ…なんてイメージが蔓延し
健全に組織運営している経営者も同じような目で見られて嫌な思いをしたこともあるでしょう。

大学生サークルにおける性犯罪等がピックアップされれば、歯止めの外れた若者の恐ろしさ…なんていう特集になり
自身は何の関係もないのに、母校が同じだったというだけで色眼鏡で見られた時期もあったかもしれません。

特に酷かったのは80年代のオタク…宮崎勤の連続幼女誘拐殺人事件以降
宮崎勤の自室等の報道で「オタクという人種は恐ろしい犯罪者になる」なんてイメージが強く刻まれている世代は未だに多くいらっしゃるのではないでしょうか。
このイメージは随分長く尾を引き、今でもオタクに対する・もしくは自分がオタクになることに対する恐怖というのは多くの人にあるかもしれません。
今じゃ随分カジュアルになったもんですが。

あと最近だと、DVやらモラハラやら児童虐待等をやらかしてしまう人間が取り沙汰される事が増えました。
これは男女という大枠すぎるグループですが、これも報道を受け取る人の不安妄想によって、男女の壁が少し厚くなってしまったようにも思えます。
これも、実は男女は関係ないし、要素として完全に無視できることでもないけど、無駄にジェンダーに絡めることじゃないんだけどね。

こうしたレッテル、ラベリングによる不安妄想って結構世の中に溢れてるんですよね。

これらのイメージはテレビ等の報道で作られてしまう…とは言いましたが、これも実は勝手なイメージという一面も。
以前取材を受けた際に担当されていたライターの方は、現場レベルではそういったステレオタイプの報道には違和感を感じる人も多いという事を語ってくださいました。

ただ、テレビ等のメディアは広告料で成り立っているので、とにかく広告を多く見せることが収益に繋がるわけで…
とにかく多くに見せるには、手っ取り早く誰にでも分かりやすいイメージとストーリーを作り上げるのが1番の近道。

逆に、詳しく当事者について多面的に語りだすと、分かりづらくなってしまい見る人が減ってしまうのだということ。
見る人がへってしまうと収入も減ってしまう…まことに分かりやすい構図ではありますが…そんなこともあり、本当の所に迫った報道や記事は、上の人間にストップをかけられてしまうのだとか。
メディアも大変だよね。

相互理解があれば楽にはなるんだけれども

意識高い人やウェイ系リア充はオタクに属する・オタクだと思われる・付き合いがある…ということに不安を感じたり嫌悪したりもする事もあるし、その逆もよくあることなんですが
意識高い時代もあったりウェイウェイ言ってたりしながらもオタク活動してた自分としては、それぞれのグループや属性の良いところもよく知っているし
社会が煽るほどの不安もないし、なんだか勿体無いなあなんて常々思ってまして…

これらの不安を無くしたり、相互理解を促す機会ってなかなかないよなあなんて、モヤモヤすることもしばしば。

グループ間交流の機会が…あった!

これらのグループが一同にかいして、相互交流出来る場って作れないものかなあ
なんて、思ってたところ…たまたま自分がこの間結婚して、さらに運良く結婚式の割引キャンペーン的なものに当選したという事があり
私事で恐縮ですが、この間式を挙げてまいりました。

そこでは、先に上げたすべてのグループに属するであろう人たちがそれぞれ、ご参加されました。
意識高い系経営者もいれば、ウェイ系リア充もスイーツ(笑)もオタクも家族間問題の当事者も。

普段僕がエンジニア仕事で密接にお世話になっている方や

以前仕事で知り合って今は個人的なおつきあいを続けている方。
10数年来の友人や同級生等、割とリア充趣味の仲間。
パートナとの出会いのきっかけがゲーム系オフ会だったので、その周辺の友人。
メンカンでお世話になっている当事者仲間も。
勿論パートナの個人的な友人も親兄弟も。

そんな、多方面のグループがそれぞれ僕とパートナが触媒になることで交流できる場。まさに価値観のるつぼを
思いもがけず作ることができました。

まずは自己開示から

異なる価値観の間でのコミュニケーションや広がりを作るには、まずはその中心となる自分たちが
いかなる価値観も受け入れられるという姿勢と、それぞれグループの良いところをよく知っているというところを自己開示にて表す必要がありました。

新郎新婦がウェイウェイばかりしててもオタク全開すぎても、グループ的に偏ってしまうので…
バランスよくかつ、サラッと全部出しするというところに重点を置くことに意識してみました。
この辺りは、プランナーさんや司会者さんと打ち合わせる過程で、開示することが増えたり色々気付いて発展して感じです。ここは本当に感謝。

例えば、知り合ったきっかけは包み隠さず、俺屍のオフで知り合った…とか
俺屍の主題歌「花」のピアノ・サックス生演奏で入場したり、挙式は「オマージュ(ミナゴ教会)」のピアノ演奏に合わせて俺屍オフで知り合った友人が神楽鈴を振るというステージだったり、最後は「往来、AllRight!」で退場したりw

新婦はプロ野球選手も好きだしスーパー戦隊シリーズも好き、血祭ドウコクも好き、新郎は星輝子好き…なんて話を余興トークでサラッと話したり…w

ケーキカットは「侍戦隊シンケンジャー」の刀で行ったり…w

また、ロードバイクやキャニオニング等のアウトドアもやるしヒーローショーも見に行くし、酒も好きだし…家族間問題の当事者であり支援もするし

そんな話を、自分の仕事で現在進行系で付き合いのある方や、パートナの両親の前でもサラッとあくまで「普通のこと」のように言っちゃうような仕掛けでもって、安心してもらうというのを意識していました。


安心してもらうことで、それを見たゲストさんも自然と自分を出せるといいますか。
そんな効果があるといいなあと思っていた挙式開始直前に、プランナーさん自身の素敵なエピソードも聞かせて頂きましたのがこれまた嬉しく思いました。

で、自分たちを肴に美味しい食事とお酒の中、世界が広がる人もきっといるだろうという希望が持てる会にはなったのかなと思えます。

実際、参加頂いた方は終始笑顔で、グループ間交流も結構あり、2次会になる頃には新しく仕事で繋がった人や趣味で繋がった人が多く見られました。

そんな新しいつながりから仕事が生まれたり、趣味の輪や新たな価値観が広がったり、男女で出会ったり…なんて事があると、その後の幸せを感じ嬉しく思うんですよね。

これが「世界が広がる」事かなあなんてね。
色んな価値観やグループが混じり合って、新しいものが産まれる瞬間に立ち会えた気がしています。

幸せであってこそ広がる世界

---ここまで照れ隠し---

勿論、そんな企みが全てではなく、単純にお祝い頂けたことが物凄く嬉しいし、2人で場を一緒に作り上げられたのが最高でした。

つまり僕らが幸せであることを披露するという場ですから、大前提としてはそこでしょうか。
メインとなる2人が良い関係を構築出来ているという事と、挙式や披露宴を全力で楽しむ事で、安心してもらうといいますか。

そこに関しては僕もパートナも相互理解は出来ていたとは思いますので、その安心で出来た分の余力を、ゲスト間交流のきっかけ作りに注ぐ事が出来たように思えます。
そもそもパートナのご両親がいわゆる「理解のある方」であったのも幸運でした。この辺割とハードルだよねw

そんな雰囲気の中、本当に楽しかったと満面の笑顔で直接伝えてくださった友人・ゲストが多くいらした事が本当に幸せでした。
2次会から駆けつけてくれた友人にも感謝。

今もこれからも幸せであることは間違いないのだけれども
過去はそれなりにゲスかったり傷つけた人間も多くいたり、1つの価値観に囚われていた…なんて自分もまるっとまとめて受け入れて、飲み込む事が出来た気がしています。

色んな価値観をまるっと受け入れるってのは、どこかに偏りがちな自分の価値観をリセットしたり…
また、職業柄必要な事だとは思っているんだけれども
それ以前に、世界が広がる感じが楽しくてしょうが無いんですよね。

そんなこんなな、素晴らしい日に本当に感謝です。
また日常が始まっている今ですが、この日の事を忘れぬよう、楽しんで行きたいと思う次第です。

そして、ご参加くださいました・ご協力頂きました沢山の方へ、最大限の感謝を。

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